若者で賑わう「埼玉の戦争展」

「2010埼玉の戦争展」 

「戦争はいらない 子どもたちに愛と平和を」をテーマに浦和駅前・コルソ7階ホールで開かれている「2010平和のための埼玉の戦争展」(7月29日〜8月2日)を観てきました。

 高校生はじめ10代20代の青年がたくさん観に来ていて、 解説員から説明を聞いてメモしたり友だちと話し込んだりしている姿が目立ちました。入場者の半数近くが若者で、会場が活気づいていました。(管理人)

  

010ken_sensoten2.jpgのサムネール画像

 

戦争責任にきちんと向き合わない我が国

 

 デパート7階ホールいっぱいに展開さいれている展示物のテーマは幅広く、世界平和への課題と展望について考えるうえで大変参考になります。

  同時に、なすべき戦後処理が未だになされず、戦争責任の問題にきちんと向き合わないまま現在に至っていることを改めて考えさせられました。

 展示物のテーマ

 戦前・戦中の教育と子どもたち(教育勅語、学童疎開、満蒙開拓少年義勇軍)・日本と朝鮮半島ー過去・現在・未来・満蒙開拓団を送り出した村は‥‥・日本はアジア各地で‥‥加害の実相・すみやかな戦後処理を(国家間の戦後処理の外に置かれた戦争被害者問題ー南京大虐殺、731部隊、無差別爆撃、日本軍「慰安婦」、強制連行・強制労働、平頂山虐殺、遺棄毒ガス・砲弾等々。シベリア抑留犠牲者には今年6月「戦後強制抑留者特別措置法」が成立、特別給付金支給決定)・核兵器のない世界をめざして(広島・長崎の被爆の実相、原爆症認定訴訟、NPT再検討会議の結果と今後の展望)・平和へと向かう世界の流れ(非核地帯と非同盟諸国・戦争違法化の流れ・広がる平和の地域共同体)・「地球規模の日米同盟」を考える(日米安保体制と私たちのくらし、アメリカの世界戦略と日本)・再び戦争と暗黒の時代を許さない・憲法を活かし、平和な日本・世界を。

 

 「埼玉の戦争展」では、このほか、合唱やミニ映画会、トーク、子どもも参加できるピースブロック(平和の願いを積み木に書いて積み上げる)など多彩な内容で行なわれています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)