「平和のための2009年埼玉北部戦争展(第26回戦争展)」が9月19・20日、「生命(いのち)を平和を次世代に」をテーマに熊谷市緑化センターで開催された。いつもは8月に開かれているが、今年は衆議院議員選挙(8月30日投票)の関係で9月の開催となった。(埼玉人権連も実行委員会に参加している。)
「戦争展」は初日、午前10時に中央公園の「平和の鐘」の下で開会式。鐘の音とともに1分間の黙祷のあと山岸実行委員長の挨拶、そして新婦人熊谷支部のコーラス小組「ひまわり」と「くるみ保育園」の保育士さん合同の合唱『青い空は』『願い』の合唱が行なわれた。
会場の緑化センターの主な展示は、1階が熊谷空襲と学童疎開、2階は広島・長崎の被爆と中国・満州や朝鮮,東アジアへの侵略の「被害と加害」の実態を示す写真展。そのほか年金者組合や医療生協の企画展示、アニメ『最後の空襲・熊谷』などのビデオ上映など、さらに1階では初日午後に「熊谷空襲の体験を聞く会」、2日目午前、広島で被爆され堀田さん(鴻巣市在住)から「被爆体験」を聞き、午後は8月の原水爆禁止世界大会参加者による大会報告がおこなわれた。
また初日の午前、熊谷空襲の跡をたどるピースウォーキングもおこなわれた。(管理人)
左:開会式 実行委員長の あいさつ 下:「ひまわり」の皆さんのコー ラスと参加者の合唱 『ねがい』 |
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左 :写真や資料に見入る参加者 下左:熊谷空襲の体験を聞く 下右:原水爆禁止世界大会参加者 の報告を聞く |
ピースウォーキング 上左:戦災者慰霊之女神像(平 和の女神像=北村西望・作) のそばで説明を聞く。女神像 の台座裏面に空襲の犠牲者 266名の氏名が刻まれている. 上右:星川の源流だった星渓園 の隣の石上寺正門 左:新築中の石上寺本堂の前に 立つ戦災けやき 下:戦災けやきの拡大写真。炭 化した木肌 その下:戦災を免れて残った山門 と馬頭観音(憤怒の形相で邪鬼 や災厄を追い払う仏様)地蔵 |
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左:埼玉県立平和資料館で8〜 9月 に展示された熊谷空襲関 連の展示物(9月15日撮影) その中から焼夷弾による火 災で焼かれた石上寺の法具の 写真を、北部戦争展で紹介。 下左:金剛鈴(右が通常の形)、 下右:焼けた香炉 その下左:焼けた六器 同右:錫杖(右が通常の形) |
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