8月は3度、鐘が鳴る塔の前で黙祷し戦争犠牲者の死を悼み平和を祈る
8月、熊谷市役所そばの中央公園に建つ平和の鐘の塔の前で、6日午前8時15分と9日午前11時2分、そして15日正午の3度、鐘が鳴り響く中で戦争犠牲者の死を悼んで1分間の黙祷がおこなわれ、平和の誓いを新たにします。
熊谷市原水協の呼びかけで毎年行なわれており、太平洋戦争終戦64年目の今年も、有志が集い黙祷しました。
「終戦」前夜の8月14日午後11時半頃から、熊谷市はアメリカ軍の空襲を受け、15日未明までに焼夷弾など563トンが投下されて市街地の74%を焼失。死者266人、負傷者約3000人、1万5390人が被災しました。
8月14日の御前会議でポツダム宣言受諾を決定、終戦の詔勅が発せられて、連合国に対しポツダム宣言受諾の正式通告が行なわれました。
つまりアメリカは、ポツダム宣言受諾通告の後に熊谷など数市を爆撃して多数の民間人を殺傷したのであり、国際法に違反する犯罪行為として批判されてしかるべきです。 ( 藤波 滝音 )
空襲体験を語る女性と話に聞き入る参加者